本ページはプロモーションが含まれています
ローズマリー挿し木に大成功!成功率9割以上
今年はローズマリーの挿し木に大成功し、コツがわかってきました。
手間も特別な道具も必要なく、成功率9割以上です。
ローズマリーの挿し木は難しい印象がありましたが、コツを掴めば簡単です!
ローズマリーだけでなく、他の植物の挿し木にも使えるやり方なので、備忘録として書きます。
成功の秘訣
時期が命!
一番大事なのが、挿し木をする時期。
ベストなのは、春〜初夏。
最低気温が15°C以上の時がいいです。
梅雨の時期も水切れを起こしにくいので、挿し木にはベスト。
避けた方がいいのは、
- 植物の成長が鈍る真冬
- 猛暑で水切れしやすい真夏
この2つの時期は初心者は避けましょう。
失敗報告多数です。
筆者も、真夏に挿し木にチャレンジして失敗した経験があります。
元気な親株から!
親株が病気だったり、元気がないと挿し木は成功しません。
根っこを出す元気がないからです。
また、親株も弱ったり、最悪枯れてしまうかもしれません。
親株の元気のない時は、まずは親株の育て方を見直しましょう。
ローズマリーの場合、
-
根詰まりしている
-
土の水はけが悪い
-
日当たりが悪い
-
アブラムシなどにやられている
などが、元気のない主な原因です。
水に挿したら気を長く待つ
挿し木には2つのやり方があります。
- 最初から土に挿すやり方
- 水挿しで発根させてから土に移す方法
わたしのおすすめは後者の水挿し先行型。
その理由は、
-
土に挿すと、どうしても発根しているか気になってほじってしまう
-
水挿しだと、毎日発根しているか確認できる
-
水挿しの方が水換えで清潔に管理できる。傷口からばい菌が入りにくい
-
水挿しの方が水切れの心配が少ない
-
水挿しの方が屋内で管理できて管理しやすい
などなど。
わたしはせっかちなのか、ついついほじってしまって失敗してしまいます。
花瓶や空き瓶に水挿しして、屋内で植物を楽しみつつ、
しばらくしたら根が出てる!というスタンスの方が成功しやすいです。
挿し木の事前準備
必要なもの
-
清潔なハサミ
-
清潔な花瓶または空瓶
-
新しい土
必要なものはこれだけ!
ハサミが植物の病気を媒介することがあるため、清潔なハサミを使用してください。
古いハサミを使用する場合は、熱湯やエタノール、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒してください。
わたしは、面倒なので消毒しないでやってしまっていますが、おすすめはしません。
花瓶や空瓶も、水カビなどが発生しないように消毒するのがベターです。
また、発根が成功した後に植えるための新しい土もご用意ください。
根が少ししか出ていない最初は、土が乾くとすぐに水切れを起こして枯れてしまいます。
かといって、水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいます。水はけと水持ちのバランスの良い土をご用意ください。
わたしは赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものを使用していますが、
土のブレンドが面倒な時は挿し木専用土が便利です。
古い土(未消毒)だと切り口からばい菌が入ってしまい、挿し木の成功率が下がります。
土を再生・消毒する方法もありますが、挿し木のためだけにやるのは大変なので新しい土を使いましょう。
切る枝の選び方
木質化していない、茎が黄緑の枝を選んで切りましょう!
木質化とは、茎が木のように茶色く、硬くなること。
木質化した部分は根っこを出しにくくなるので、挿し木には向きません。
なお、根本が木質化していても、切り離す部分(先端部分)が黄緑ならOKです。
OK例↓
NG例↓
具体的なやり方
やり方はたったの3ステップ!
それぞれのステップで注意すべきこともお伝えします。
①茎が緑の部分をチョキン。長さは5~10センチ程度で。
清潔なハサミで、ローズマリーの先端から5~10cmを切ります。
この時、わき芽の上で切ると、親株がまたこんもり茂ってくれます。
②下葉を水に浸かる部分まで取る
水に浸かる部分に葉っぱがあると、水を汚す原因になります。
水に浸かる部分の葉っぱは落としましょう。
手でプチっと取ってしまうか、葉っぱの根元でハサミで切ります。
手でとる場合、茎の皮までピーっと取れてしまわないように注意してください。
茎の皮をたくさん剥いてしまうと、茎が腐りやすくなってしまいます。
③花瓶や空瓶に挿し、水を入れる
瓶に挿して、水道水を入れて根っこが出てくるのを待ちます。
水が濁ったり、藻が生えたら水を換えます。
毎日水を換える必要はありません。
水が透明な場合、減った分の水を足すだけでOKです!
早ければ1週間程度で根っこが出てきます。
なかなか根っこが出なくても、腐ったり枯れたりしていなければ根っこを出す可能性があります。
気長に待ちましょう。
途中で腐ったり枯れたりした枝は、水を汚すので取り除いてください。
置き場所は直射日光の当たらない、明るい窓際がおすすめです。
【注意】発根促進剤の使用について
世の中には発根促進剤というものがあります。
ルートンという商品が有名ですね。
これを使うと植物ホルモンの作用により、発根しやすくなり、挿し木の成功率が上がります。
しかし、発根促進剤は「食用作物には使用しないこと」との注意書きがあります。
使って人体にどんな影響があるのか?はメーカーが試験をしていないのでわかりません。
ローズマリーの場合、直接葉っぱを食べることはないかもしれません。
しかし、ハーブティーにしたり、肉料理の香り付けに使ったりしますよね。
直接食べないにしても、発根促進剤の使用は安全のために控えるべきだと思います。
ローズマリーなどの食用ハーブに発根促進剤の使用を推奨しているサイトが多くあったため、
注意喚起をしようと思い書きました。
食用で使用しない場合は発根促進剤を使用しても大丈夫です。
根っこが出た後の管理
根っこが出たら、なるべく早く土に植える
水挿しで発根したら、なるべく早く土に植えます。
なぜなら、植物にとって水用の根っこと土用の根はまるで別物だから。
-
水中の根っこ→低酸素に強い。水がたくさんあるので、水を吸い上げすぎない
-
土中の根っこ→乾燥に強い。水を吸い上げる力が強い
といった特徴があります。
早く土に適応してもらうため、根っこが出始めたら土に植えます。
土を乾かしすぎないように注意する
水やりは、表面が乾いたらたっぷりと。
水やりを忘れてカラカラになってしまうと、せっかく発根した根っこがダメになってしまいます。
水やりだけでなく、置き場所も重要です。
ローズマリーは多湿に弱く、乾燥気味が好きな植物ですが、しっかり根付くまでは乾かしすぎないように注意してください。
日陰〜半日陰で管理する
ローズマリーは、本来日当たりを好む植物です。
しかし、しっかり根付くまでは、水の吸い上げが弱いため、日陰〜半日陰で管理しましょう。
葉や土からの水分の蒸発が少なくなり、土の乾燥を抑えることもできます。
いつ地植えするか?根付いたタイミングの見分け方
わたしはローズマリーの茎が伸びるまでは挿し木用土で管理しています。
上の部分が成長する=根付いた と判定しています。
伸びてきた後も、市販の苗くらいの大きさになるまでは鉢orポットで管理します。
我が家では、あまり小さいうちに地植えすると雑草に負けてしまいそうなので^^;
たくさん増やしたらこうしたい!活用方法
庭の生垣に
ローズマリーで生垣を作るのが目標です。
和風の生垣のような整然とした感じより、少しぼさっとした樹形も楽しむナチュラルガーデンが目標。
立性ローズマリーは成長すると樹高2mくらいになるそうなので、
たくさん増やして生垣にしたいです。
ハーブティーに
今も親株でハーブティーを作っていますが、たくさん増えたらたくさん収穫できますよね。
個人的には、ローズマリーだけよりも緑茶に合わせるのが好きです。
毎日同じお茶だと飽きてしまうので、時々ハーブティーを楽しんでいます!
ポプリに
ドライハーブにしてポプリにするのもいいですね。
純粋に香りを楽しむのはもちろん、ローズマリーの虫除け効果を活かして
タンスの防虫にも使えそうです。
まとめ
今年はローズマリーの挿し木に大成功したので、備忘録も兼ねて書いてみました。
ローズマリーはミント等、水が好きなハーブに比べると発根しづらいですが、
わたしはこの方法で9割以上の成功率です。
ローズマリー以外の植物にも使える挿し木の基本が詰まっているので、ご参考までに。
同じやり方でラベンダーも増やしています!
あなたにおすすめの記事↓