茶香炉ってなあに?
茶葉を炒って香りを楽しむものだよ〜
この記事では、茶香炉の詳しいやり方をご紹介しています。
専用の道具が無くても大丈夫!
茶香炉とは?
「茶香炉」とは、茶葉を熱し、お茶の香りを楽しむアイテム。
上部に皿があり、そこに茶葉を乗せ、下からキャンドルや電球などで熱する仕組みです。
香ばしい香りで、まるでお茶屋さんにいるような気分を楽しめます。
リビングの香りにピッタリ!
お香にハマりはじめた頃、リビングでお香を焚いていたのですが、
家族から「臭い!」「ご飯を食べるところで焚かないで!」と大不評でした。。。
エキゾチックな香りだったため、食事をする場ではちょっと匂いがキツすぎました。
アジア料理店ならいいんですけどね。
日本の家庭料理だと香りに負けてしまいます。
そんな時に発見したのが、この「茶香炉」
家にあるアロマポットと茶葉でできるので、早速やってみることに。
お茶のいい香りがリビング中に広がり、まるでお茶屋さんにいるような気分。
そのまま食事を摂っても、全く気になりません。
茶香炉はリビングでお香やアロマを楽しみたい時にピッタリです。
用意するもの
茶葉はふだん飲んでいるものでOK
用意するものは、
- アロマポットまたは茶香炉
- 茶葉
- キャンドル
- ライターまたはマッチ
- 割り箸or菜箸
- 耐熱性のコースターなど
です。
あるといいもの
あるといいものは、
- 茶香炉
- 火消し蓋
です。
茶香炉
茶香炉があると便利
アロマポットでも良いのですが、茶香炉があると便利。
茶香炉とアロマポットの違いは、
茶香炉→上の皿が取り外せるものが多い。皿が大きめで、茶葉を薄く広げるのに適している。
アロマポット→上の皿が取り外せないものが多い。薄い色のものが多い。
という点です。
ポイントは、茶香炉は上の皿が独立していること。
上の皿だけ取り外して茶葉を取り除いたり、使用後に洗うことができます。
わたしはアロマポットで茶葉の香りを楽しんでいますが、
上の皿を取り外すことができないので、茶葉を飲むために取り出す際、
アロマポット全体を傾けて別のお皿に移さなければならず、地味に面倒です。
また、使用後もアロマポット全体を水洗いする必要があります。
毎日のように茶葉の香りを楽しみたい方は、ぜひ茶香炉を買ってみてください。
わたしもそのうち買います!
ちなみに、キャンドルを使わない電気式のものもありますよ。
火を使うのが心配な方は電気式がおすすめ。
*電気式のものも、熱が発生しますので燃えやすい物の近くで使うことはおやめくださいね。
茶香炉の選び方
茶香炉を選ぶ際は、
- 上皿が薄く広い形
- キャンドルを上からだけでなく、横からも入れられるもの
がおすすめです。
上の皿が広いものだと、茶葉をまんべんなく薄く広げることができるので
より香りが立ちやすくなります!
また、上の皿を取り外さなくてもキャンドルを出し入れできるかどうかもチェック。
茶香炉が終わった直後は皿が熱いので、素手でお皿をどけることができません。
そこで、横からもキャンドルを取り出したり、火を消すことができると便利ですね。
↓こちらの信楽焼の茶香炉は、皿もキャンドルの出し入れ口もクリアしています。
火消し蓋
火消し蓋は、金属でできていて
ロウソクの火に被せるようにすることで簡単に火を消すことができる道具です。
旅館の仲居さんが、お鍋の固形燃料の火を消すのに使うやつです。
ホームセンターやネット通販(Amazon,楽天)で購入することができます。
わたしはまだ持っていないので、息を吹きかけてキャンドルの火を消しているのですが
勢い余って茶葉まで吹き飛ばしてしまうことがあります。笑
火消し蓋、あると便利だなぁと思いますが
なくても全然楽しめます!
専用の茶葉は不要
「茶香炉には『くき茶』がオススメ!」とネットで見たのですが、
普段飲んでいる茶葉で十分しっかり香ります。
逆に、茶香炉セットに付属している茶葉が全然香らない!という口コミも見ました。
長時間楽しむ場合は、焦げにくい「くき茶」がいいそうです。
わたしの場合、茶香炉に火を入れている時間は1回あたり1時間程度なので、
普通の茶葉で十分でした。
(焦げないように時々菜箸でかき混ぜています。)
我が家では、ふるさと納税で届いた静岡県産の深蒸し茶を使用しています。
茶香炉を点灯している間は、茶香炉のそばを離れることができないので、
長時間連続して使用する方はそれほど多くないのではないかと思います。
我が家では、ふるさと納税ではごちそうや高価なお品よりも、
日用品を頼むことが多いです。
↓こちらの訳あり深蒸し茶はたっぷり入っていて、茶香炉や毎日のお茶にたくさん使えそうですね。
やり方
完成形はこんな感じ。
①上皿に茶葉を茶さじ1杯分入れる
茶さじ1杯
茶葉の量は上皿の大きさに応じて調整してください。
茶さじがない方は、小さじ1杯分くらいの量です。
正確に量を測る必要はありません。
ポイントは、茶葉を盛りすぎないこと!
茶葉をたくさん入れるより、薄く広げた方が熱が伝わりやすく、
早く香りが出ます。
②ティーライトキャンドルをセットし、火をつける
ティーライトキャンドル
ティーライトキャンドルを、アロマポットまたは茶香炉の下の部分にセットし
マッチかライターで火をつけます。
火の取り扱いには十分ご注意ください。
③香りが出てくるまで10分程度待つ
茶葉が温まり、香りが出てくるまで待ちます。
④茶葉が焦げないように時々、箸でかき混ぜる
わたしは菜箸を使用してかき混ぜています。
かき混ぜると香りが立ちます^^
何分くらい楽しめる?
1時間半くらいが目安
ほうじ茶が好みの焙煎具合になるまで。
わたしの場合、茶さじ1杯の茶葉で1時間半くらいですね。
香りを楽しんだ後はほうじ茶ができる!
茶葉の香りを楽しんだ後はほうじ茶ができます!
売っているほうじ茶と同じ味ではないですが、
これはこれで美味しい。
フライパンでほうじ茶を作った時は、火が強すぎたのかあまり美味しくできなかったのですが、
茶香炉で炒ると美味しくできあがります。
低温でじっくりがポイントなのかな。
*茶香炉ではなくご自宅のアロマポットで代用している方は、事前にアロマポットをよく洗浄してください。または、ほうじ茶として飲むのはやめたほうが良いかもしれません。炒った茶葉はトイレや下駄箱の消臭にも使えます。
茶香炉の香りがしない時は…
茶香炉の香りがしない原因は、3つあります。
- キャンドルの火が小さい
- 茶葉を盛りすぎている
- 鼻が慣れてしまった
それぞれの対策もご紹介します!
①キャンドルの火が小さい
真ん中の「ロウ溜まり」をなくそう
わたしは、「キャンドルの火が小さい」ことで香りが立たないことがありました。
キャンドルを長時間使っていることで、溶けたロウが溜まり、
だんだん火が小さくなってしまいます。
火が小さいと熱量も少なくなり、
茶葉が十分熱せられず香りが立ちません。
火が小さくなるのは、芯が短くなりすぎているから。
こんな時は、
- 火を消して、溶けているロウを少し捨てた後再び点火する
- 新しいキャンドルに交換する
などの対策で、茶香炉を引き続き楽しめます。
*やけどに注意して作業してください。
②茶葉を盛りすぎている
茶葉のてんこ盛りはNG!
香りを強く出したいがためにたくさん茶葉を盛ると、逆にあまり香らなかったりします。
これは、茶葉をこんもり盛ると内部まで熱が伝わらないため。
茶香炉の上皿の大きさにもよりますが、
- 茶葉は茶さじ1杯程度で、薄く広げる
- 最初からたくさん茶葉を入れず、様子を見て追加する
のがおすすめです。
③鼻が慣れてしまった
「あれ?あまり香らなくなった?」と思っても、
一度部屋を出て、また部屋に戻ってくるとまだお茶の香りがすることがあります(必ず火を消してから離れてください)。
鼻が香りに慣れてしまっているんですね。
こんな時は、
- 箸で茶葉をかき混ぜる
と、香りが立ってきますよ。
まとめ
茶香炉はリビングの香りにピッタリ!
特別な茶葉でなくても、普段飲んでいる茶葉でできます。
また、香りを楽しんだ後の茶葉は、ほうじ茶として飲むことができて無駄なし!
ご自宅にアロマポットやキャンドルがあれば、特別な道具を買うことなく始められます。
お茶の香りで癒しのひとときを…