家庭菜園を始めたけど、虫に食べられちゃう…!
梅雨入りして、虫の勢いがすごい!アブラムシ、イモムシ、毛虫。
中でもベビーリーフやハツカダイコンは栽培期間が短く、使用できる農薬がほぼないのでとても困っています。また、キュウリやナスには植えつけ時にオルトラン粒剤を使用したものの、それでも葉っぱを虫に食われています…
そこで唐辛子殺虫スプレーを作成することにしました。
唐辛子スプレーのレシピはたくさんありますが、カップ酒をそのまま使用するとカンタンです!
唐辛子スプレーの作り方
たったこれだけで作れます。カップ酒を使うのでビンは不要!
お酒は度数25度以上の焼酎を使用しましょう。
わたしは度数35度の「果実酒の季節」を使用します。
唐辛子の辛味成分カプサイシンは、水に溶けにくく、エタノールに溶けやすい性質があります。
このため、度数が高めで手に入りやすい果実酒を使用します。普通の焼酎でもOKです。
「果実酒の季節」には広口瓶タイプと普通のカップタイプがありますが、どちらもお酒の容量は同じなので、カップタイプで大丈夫です。乾燥唐辛子を5本入れても溢れることはないです。
また、300倍に薄めて使用するので200mlで十分です。原液200mlで唐辛子スプレー60Lが作れます。
↓ネットだと広口タイプの方が安い。(2024年10月現在)
作り方はたったの2ステップ!
以上です!
唐辛子はハサミで輪切りにし、容器にそのまま入れると楽ちんです。
ちなみに、冷暗所って具体的にどこ?というと…わが家ではキッチン下収納に保存して漬け込んでいます!
また、カップの上部に作成した日付を記載しておくと、「いつまで漬け込めばいいんだっけ…?」となるのを防止できます。
わたしはマスキングテープにボールペンで作成日付を記入し、カップの蓋に貼っています。
唐辛子スプレーの使い方
水で300倍に薄めて使用します。スポイトで唐辛子液1mlを計り、計量カップで計った300mlの水に入れるとカンタンです。
あまり濃すぎると植物が負けて枯れてしまうので、できるだけ計って作ってください。
薄めた液体を霧吹きに入れ、葉っぱの裏表に噴霧してください。
広範囲に使用する場合は蓄圧式のスプレーがあると便利です。普通の霧吹きだと何回もプシュプシュしなくてはいけないのですが、こちらだとワンプッシュで広い範囲に散布できます。
使用上の注意
使用時はマスク、手袋、ゴーグル着用
目に入ると激痛です。目が、目がぁぁぁぁ!!!となります。使用する際はゴーグルを着けると安全です。また、万が一目に入ってしまった場合はすぐに大量の水で洗い流してください。
吸い込むのも危険なのでマスク必須です。噴霧してる時に風向きが変わったりすると顔面にかかります。
霧吹きから漏れた液体がかかるかもしれないので、肌の弱い方はゴム手袋も着用してください。
ゴーグルは草刈りの時にも使えるので、ガーデニングガチ勢なら一つ持っておきたいですね。
実際に使用してみての追記
多少吸い込んでも大丈夫でした。一応、Tシャツの襟で口元を覆って作業しています。
目に入ったことはないのでわかりません。流石に痛いと思います。
結構無防備な感じで散布していますが、推奨はしかねます。
原液は、お子様やペットの手の届かないところで保管
原液はアルコール度数もカプサイシン濃度も高いため、お子様やペットにとっては危険です。お子様やペットの手の届かないところで保管してください。
また、ご家族の方が間違って飲まないように、カップに「唐辛子液」「激辛」などと記入しておくとより安心です。
肝心の効果は…?
- 植え付け時にオルトラン粒剤を株元にふる
- オルトランの効果が切れてきたころ、虫除けで唐辛子スプレーを使う
こんな感じでトマトに使ってみました。
2024年の夏はカメムシが大量発生し、トマトにたくさんカメムシがついてしまいました。
そこで唐辛子スプレーを使ってみたのですが、直接噴射しても殺虫はできませんでした。ただし、噴射した部分にはカメムシがつきにくくなった気がします。
納豆培養液を使っていたときは全然害虫被害に遭っていたので、唐辛子スプレーの方が強力な感じがします。
なお、雨が降ると流れてしまうため、結構頻繁にスプレーする必要がありました。
有機農薬だから、化学農薬ほどは効果ないんだね…
それはそう。でも、せっかくの家庭菜園だからなるべく農薬を使いたくない方にオススメだよ。
ズボラな私は頻繁にスプレーするのがめんどくさいので、来年は虫がつかないハーブや薬味しか育てないかもしれません。
以上、ぐうのねでした!